転サビブログ
広告を見たら、すぐアクセスする?「あとで見る人」も考えてみる
看板やポスター、チラシなどの広告を見て、興味を持ったとします。
その人は、すぐにスマートフォンを取り出してWebを見るでしょうか。
広告を見た瞬間と、実際に行動する瞬間は、同じとは限りません。
その場ですぐにアクセスする人もいれば、しばらくしてから思い出して調べる人もいるでしょう。
広告からWebへの導線を考えるときは、そんな「あとで見る人」についても考えてみると、広告の作り方が少し変わってきます。
興味はある。でも、今は見られない
たとえば、住宅や不動産に関する看板を見かけたとします。
中古住宅・リノベーション相談会
ちょうど中古住宅を探していた人なら、気になる広告かもしれません。
しかし、その人が広告を見た場所によっては、すぐにWebを確認できないことがあります。
- 車を運転している
- 電車やバスで移動している
- 仕事へ向かう途中
- 家族や友人と一緒にいる
- 買い物の途中
- 急いでいる
広告には興味を持った。
でも、「今は見ない」。
これは、広告に興味がなかったこととは別の話です。
行動するのは、家に帰ってからかもしれない
その場では何もしなかった人が、夜になってから思い出すこともあります。
「今日見た、あのリノベーションの広告……」
「あのお店、どこだったかな?」
「ちょっと詳しく見てみようかな」
家に帰って落ち着いてから、スマートフォンやパソコンで詳しく調べる。
家族に話してから、一緒にWebを見る。
休日になってから、改めて確認する。
商品やサービスによっては、広告を見てから実際に行動するまでに時間が空くことがあります。
広告は、その場で行動してもらうためだけのものではありません。
「あとで思い出してもらう」ことも、次の行動につながる可能性があります。
その場でアクセスするならQRコードは便利
広告からWebへつなぐ方法として、QRコードがあります。
スマートフォンを使える状況なら、カメラで読み取って、その場でWebページを開くことができます。
チラシ、パンフレット、店頭POP、ポスターなど、手元や近くで見る広告では特に使いやすい方法です。
広告を見る
↓
QRコードを読み取る
↓
その場でWebを見る
「今、詳しく見たい」という人にとって、分かりやすい入口になります。
では「あとで見る人」はどうする?
一方、広告を見たときにQRコードを読み取れなかった場合はどうでしょう。
看板の前を通り過ぎた。
運転中だった。
広告から離れてしまった。
こうなると、あとからQRコードを読み取ることはできません。
そこで大切になるのが、広告を離れたあとにも残る情報です。
「あとで見よう」と思ったときに、何を思い出してもらうか。
会社名かもしれません。
商品名かもしれません。
広告に書かれていた短い言葉かもしれません。
広告からWebへの導線を考えるなら、この「記憶に残る入口」も考えておきたいところです。
日本語URLを「あとで使える入口」にする
Webへの入口として、覚えやすい日本語URLを広告に載せる方法もあります。
たとえば住宅の相談会なら、その内容と結びつく短い日本語URLを広告に表示しておく。
その場ではアクセスできなくても、言葉として覚えていれば、あとからブラウザのアドレス欄へ入力してWebへアクセスできます。
広告を見る
↓
言葉が記憶に残る
↓
その場では何もしない
↓
あとで思い出す
↓
日本語URLからWebへ
「広告を見たら、すぐアクセスしてもらう」という導線とは少し違います。
広告を離れたあとにも、Webへ戻ってこられる入口を残しておくという考え方です。
QRコードか、日本語URLかではない
ここで、どちらか一方を選ばなければならないわけではありません。
それぞれ役割が違います。
QRコード
その場でスマートフォンからアクセスしたい人の入口。
覚えやすい日本語URL
言葉として伝えたり、あとで思い出してアクセスしたりするための入口。
広告の種類によっては、両方を載せる方法もあります。
その場ですぐWebを見たい人はQRコードから。
今は見られない人には、覚えやすい言葉を残しておく。
「今見る人」と「あとで見る人」。
両方を考えてWebへの入口を用意する。
そんな広告設計も考えられます。
「検索してもらえばいい」とも限らない
あとから思い出した人が、会社名やサービス名を検索する方法もあります。
ただ、検索結果には自社だけが表示されるとは限りません。
似たサービスや比較サイト、ほかの会社の情報などが並ぶ場合もあります。
せっかく自社の広告を思い出してくれたのであれば、できるだけ迷わず、見せたいWebページへ来てもらいたいところです。
広告を思い出す → 検索するだけでなく、
広告を思い出す → 覚えていた入口から直接Webへ
という流れも考えられます。
広告を見る場所によって、行動のタイミングは変わる
今回の例は住宅・不動産でしたが、この考え方はさまざまな広告に当てはまります。
- 道路沿いの看板
- 営業車・社用車
- 駅や交通機関の広告
- イベント会場の掲示物
- 店舗の看板
- ポスター
- チラシやパンフレット
広告を見る場所や状況が変われば、Webへアクセスできるタイミングも変わります。
だからこそ、広告を作るときには、
この広告を見る人は、その場で行動できるだろうか?
それとも、あとで思い出して行動するだろうか?
というところまで想像してみると、Webへの入口の作り方も変わってきます。
広告を見た「その先」まで考えてみる
広告を見てもらう。
興味を持ってもらう。
そしてWebへ来てもらう。
その間に、数秒しかない場合もあれば、数時間、あるいは数日空くこともあるでしょう。
大切なのは、「広告を見たらすぐ行動する人」だけを想定しないこと。
その場でアクセスする人には、そのための入口を。
あとで思い出す人には、記憶に残る入口を。
広告からWebへの導線を考えるときは、「いつアクセスしてもらうか」まで考えてみてはいかがでしょうか。