転サビブログ
広告を見た人は、その後どう動く?「検索」から考える広告の入口
広告を見て、
「ちょっと気になる」
と思っても、その場ですぐにWebサイトを開いたり、問い合わせたりするとは限りません。
電車に乗っているとき。街を歩いているとき。仕事の途中で広告を見かけたとき。
その場では何もしなくても、あとになって思い出し、調べることがあります。
では実際に、広告を見た人は、その後どのように動いているのでしょうか。
公開されている調査を見ると、広告をきっかけに「検索する」という行動が実際に確認されています。
広告は「見てもらって終わり」ではない
株式会社Macbee Planetが2025年に、企業でマーケティングを担当する1,085人を対象に行った調査では、中小企業が広告を出す目的として、次の項目が上位に挙げられています。
- 商品・サービスの認知向上:53.4%
- 見込み客の獲得・育成:40.5%
また、広告の成果を確認するときに重視するものとして、
- 認知度:47.5%
- 店頭・Webサイトへの来訪数:39.2%
- 購入・契約数:32.6%
が挙げられています。
広告は、会社や商品を知ってもらうだけで終わりではありません。
広告を見たあとにWebサイトを訪れたり、商品について調べたり、購入や問い合わせにつながったりするところまで考えられています。
広告を見てもらったあと、どんな行動につながるのか。
広告を考えるうえでは、この「その後」も大切です。
出典:株式会社Macbee Planet「広告の目的と成果に関する実態調査」(2025年)
https://macbee-planet.com/news/detail/2463/
広告を見たあとに「検索する」人がいる
交通広告共通指標推進プロジェクトの2025年度調査では、電車の車内広告を見た人の行動として「検索した」という回答が確認されています。
たとえば、
- 食品:5.7%
- 清涼飲料:5.2%
- アルコール飲料:5.8%
- ゲーム:4.7%
- 動画・音楽配信サービス:5.1%
- レジャー施設・観光地:5.7%
という結果でした。
ここで注目したいのは、数字の大きさだけではありません。
その場でクリックできない広告を見た人の中にも、自分で検索する人がいる。
ということです。
広告を見る
↓
気になる
↓
検索する
広告からWebへ進む方法は、その場ですぐアクセスする場合だけではありません。
広告を見たあと、自分で会社名や商品名を検索する人もいます。
こうした検索は、広告の効果を確認するときにも使われています。
電通は2025年6月、テレビCMを見たあとに、商品名やサービス名を検索した人がどれくらい増えたかなどを調べる「Response Lift Checker」を発表しました。
会社名、ブランド名、商品名などを指定して検索することを、広告やマーケティングの分野では「指名検索」と呼びます。
電通によると、このような検索の数やアプリのダウンロード数を、広告の効果を確認するための目安として使う企業が増えているとしています。
つまり、
広告を見た人が、その商品やサービスについて検索したか。
ということ自体が、広告への反応を見る方法の一つになっています。
※交通広告の調査は「いつ検索したか」まで調べたものではありません。「広告を見て数時間後に検索した人がこの割合いた」という意味ではありません。
出典:交通広告共通指標推進プロジェクト「2025年度版 交通広告の効果・価値について」
https://train-media.net/pdf/2025_kyotsushihyo_report.pdf
出典:株式会社電通「テレビCMの指名検索数などへの貢献度をクリエイティブ表現別に評価『Response Lift Checker』を開発」(2025年6月19日)
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2025/0619-010896.html
検索しても、見せたいページだけが出るとは限らない
会社名や商品名がほかにはあまりない、特徴のある名前なら、検索したときに目的の情報を見つけやすい場合があります。
一方で、一般的な言葉を使った商品名やサービス名、似た名前がある場合は、検索結果にさまざまな情報が表示されます。
Google検索でも、入力した言葉と完全に同じ言葉を使ったページだけが表示されるわけではありません。
検索した内容に近い情報や、関連するページが表示されることがあります。
検索内容に関連する広告が表示される場合もあります。
広告を見て興味を持った
↓
会社名や商品名を検索した
↓
検索結果の中から目的のページを探す
つまり、
「検索してもらうこと」と「見せたいページへ来てもらうこと」は、同じではありません。
広告を見た人が興味を持ち、わざわざ検索してくれた。
そこまでは広告への反応です。
しかし、その次には検索結果があります。
そこには自社サイトだけでなく、似た商品やサービス、関連するページ、広告などが表示されることがあります。
だから広告からWebへつなぐことを考えるなら、検索してもらうところだけでなく、そのあと、どのページへ来てもらうかまで考えておきたいところです。
参考:Google検索ヘルプ「Google の検索結果について」
https://support.google.com/websearch/answer/134479?hl=ja
あとで調べてもらうには、思い出せることも大切
広告を見たときに、すぐ検索できるとは限りません。
たとえば、
- 前を走っている営業車
- 道路沿いの看板
- 車窓から見えた広告
- 移動中に見かけた広告
などです。
その場では何もしなかったものの、あとになって、
「さっき見たものを調べてみよう」
と思うこともあります。
そのときに必要なのが、調べるための手がかりです。
会社名だったのか。商品名だったのか。サービス名だったのか。
広告を見たことは覚えていても、名前を思い出せなければ、検索すること自体が難しくなります。
広告では、「何を見せるか」だけでなく、「何を覚えてもらうか」。
という考え方も大切です。
QRコードは、その場からWebへアクセスする方法の一つです。
一方、運転中や移動中など、その場ではスマートフォンを操作できない場面もあります。
以前の記事では、その場でQRコードを読み取らなかった人についても取り上げています。
関連記事:QRコードを読み取るほどではない。でも、ちょっと気になる。
広告に「あとで思い出せる入口」を残す
そこで、広告に覚えやすい日本語をWebへの入口として残す方法があります。
たとえば、
○○建設.com
○○相談.com
○○キャンペーン.com
のように、その広告と結びつけて覚えやすい日本語URLを載せます。
広告を見た人があとでその言葉を思い出せれば、検索結果の中から目的のサイトを探すのではなく、日本語URLをブラウザのアドレス欄へ入力して、指定されたページへ直接アクセスできます。
転サビは、この日本語URLをWebへの入口として、
- 会社のWebサイト
- 商品を紹介するページ
- キャンペーンのページ
- 問い合わせページ
- 予約ページ
など、見てもらいたいページへつなぐサービスです。
広告などに載せた日本語URLはそのままに、必要に応じて、つながる先のページだけを変更することもできます。
その場ですぐアクセスする人もいれば、あとになって気になる人もいます。
広告を見たあと、その人がWebへたどり着くための手がかりを残しておく。
※日本語URLは、ChromeやSafariなどのブラウザのアドレス欄からご利用ください。一部のアプリや検索欄では、検索結果が表示される場合があります。