転サビブログ

広告の主役は、会社名?商品名?サービス名?「何を覚えてほしいか」から考える

広告には、会社名を大きく載せる。

これは、とても自然なことです。

せっかく広告を出すのだから、会社の名前を覚えてもらいたい。

でも、広告の目的によっては、別のものを主役にした方が分かりやすい場合もあります。

商品名なのか。

サービス名なのか。

それとも、お客様が困っていることを表す言葉なのか。

この広告を見た人に、一番覚えてほしいものは何だろう?

今回は、「広告の主役」という視点から考えてみます。

会社名を覚えてもらう広告

会社そのものを知ってもらうことが目的なら、会社名を主役にするのは自然です。

たとえば、地域で長く営業している会社が認知を広げたい場合。

会社名を覚えてもらうことで、必要になったときに思い出してもらえる可能性があります。

  • 会社そのものを知ってほしい
  • 地域で会社名を覚えてほしい
  • 複数の商品やサービスを扱っている
  • 長期的に会社の認知を高めたい

こうした広告なら、会社名が中心になることには意味があります。

ただし、すべての広告が「会社を覚えてもらうこと」を一番の目的にしているとは限りません。

商品を売りたいなら、商品名が主役かもしれない

特定の商品を紹介する広告ならどうでしょう。

広告を見る人が最初に興味を持つのは、会社そのものではなく商品かもしれません。

たとえば新商品を発売したとき。

会社名を大きく見せることより、

「こんな商品があります」

と商品そのものを分かりやすく見せた方が、広告の目的に合う場合があります。

商品に興味を持ってもらい、そのあとで「どこの会社の商品なんだろう?」と知ってもらう。

そんな順番もあります。

サービスを探している人は、会社名を知らないかもしれない

サービスの場合も同じです。

たとえば、ある人が自宅の屋根から雨漏りして困っているとします。

その人が広告を見たとき、最初に知りたいのは会社名でしょうか。

それとも、

「この会社は雨漏り修理をしてくれるのか?」

でしょうか。

まだ会社を知らない人にとっては、会社名よりも自分が必要としているサービスの方が先に目に入ることがあります。

  • 外壁塗装
  • 屋根修理
  • 水まわりリフォーム
  • エアコンクリーニング
  • 不用品回収
  • 店舗の予約

何を提供している広告なのかがすぐ分かることは、とても重要です。

「困りごと」を主役にする方法もある

さらに考え方を変えることもできます。

商品名やサービス名ではなく、お客様の困りごとから広告を作る方法です。

たとえば、

  • 雨漏りで困っていませんか?
  • 外壁のひび割れ、気になっていませんか?
  • 庭のお手入れ、大変になっていませんか?
  • お店の集客で悩んでいませんか?

というような入口です。

会社側が「何を売っているか」から考えるのではなく、見る人が「自分のことだ」と思えるところから広告を始めます。

広告の主役は、必ずしも会社側の名前である必要はありません。

主役を決めると、広告が整理しやすくなる

前回の記事では、広告に情報を詰め込みすぎないという話をしました。

そのときにも役立つのが、広告の主役を決めることです。

たとえば、

「今回は外壁塗装を覚えてもらう広告にする」

と決めたとします。

すると、広告に載せる情報にも優先順位をつけやすくなります。

  • 外壁塗装であることを大きく伝える
  • 興味を持つために必要な情報を載せる
  • 会社名は運営者として分かるようにする
  • 詳しい施工内容や事例はWebで見てもらう

全部を主役にしようとするよりも、広告全体を整理しやすくなります。

ひとつの会社でも、広告の主役は変えられる

会社が扱っているものがひとつとは限りません。

たとえばリフォーム会社なら、

  • 外壁塗装
  • 屋根修理
  • キッチン
  • 浴室
  • トイレ
  • 内装

など、さまざまなサービスを扱っていることがあります。

だからといって、一枚の広告ですべてを同じように伝える必要はありません。

外壁塗装を伝える広告。

屋根修理を伝える広告。

水まわりを伝える広告。

目的ごとに広告を分けるという考え方もできます。

同じ会社でも、広告によって「覚えてほしいもの」を変える。

そうすると、広告の役割も明確になります。

Webへの入口も、主役に合わせる

広告の主役を決めたら、その先のWebページも合わせて考えます。

外壁塗装の広告を見た人には、外壁塗装について詳しく説明しているページ。

屋根修理の広告を見た人には、屋根修理のページ。

求人広告を見た人には、採用ページ。

広告で興味を持った内容と、Webで最初に見せる内容をつなげます。

広告では特定のサービスを大きく紹介しているのに、Webへ進んだら会社のトップページからもう一度探さなければならない。

そんな状態になっていないかも確認してみます。

日本語URLの言葉も「何を覚えてほしいか」から考える

日本語URLを広告に使う場合も、この考え方が使えます。

会社名を覚えてほしいなら、会社名を使った日本語URL。

サービスを覚えてほしいなら、サービスを表す言葉。

商品を覚えてほしいなら、商品名。

地域で使われている呼び方が分かりやすいなら、そうした言葉も候補になります。

先にURLを決めるのではなく、「何を覚えてほしいか」を決めてから言葉を考える。

日本語URLを単なるWebアドレスではなく、広告の中で覚えてもらう「言葉」として考える方法です。

広告ごとに入口を変えることもできる

転サビでは、日本語URLから指定したWebページへ直接つなぐことができます。

そのため、ひとつの会社でも広告の目的に合わせて複数の入口を用意できます。

たとえば、

  • 会社を知ってもらう広告 → 会社案内へ
  • 外壁塗装の広告 → 外壁塗装ページへ
  • 屋根修理の広告 → 屋根修理ページへ
  • 求人広告 → 採用ページへ
  • 期間限定企画 → キャンペーンページへ

という使い分けです。

広告の主役と、Webへの入口と、その先に見せるページ。

この3つをつなげて考えると、広告からWebへの流れが整理しやすくなります。

「誰の名前を大きくする?」ではなく「何を残したい?」

会社名を大きくする。

商品名を大きくする。

サービス名を大きくする。

どれかひとつが常に正解というわけではありません。

大切なのは、その広告の目的です。